【初心者向け】仮想通貨のマイニングPCの構成
# マイニング # 仮想通貨 # 初心者
最近流行り?の仮想通貨マイニング。私も参入しているくらいで、一般の人も多く参入していると言われています。 ※今回記事内で紹介するのはプールマイニングになります。 一定のリスクはあるものの、一度設定すれば後はPCがひたすら頑張ってくれるため、不労所得に近い状態となるのがマイニングのいいところ。 私はマイニングにあたり自作PCを初めて組み立てました。 (見た目はいたって普通のPCのです)
いざ始めようと思ってネットを見たり、PCショップに行くと果てしないほどのパーツがあります。 ええ、私も右も左もわからないところから色々調べたり、親切な店員さんに聞きまくったりしながらパーツを決めてもらいました決めました。 かなり大変な思いをしたので、私と同じような自作PC・マイニング初心者がマイニングを始める際の助けとなれば嬉しいと思っています。
マイニング構成を考えるにあたって
さて、それでは本題に入りましょう。 初心者がパーツを揃えるときの考え方は以下の4点が意識すべきだと考えています。
- 初期費用を安くする
- 今後の拡張性
- 利益(マイニング収益-電気代)が出る通貨が多い
- 売却・転用が容易
それぞれのポイントについて解説していきます。
①初期費用を安くする
当然ですが、初期費用の安さは大切です。 そもそも家にちゃんと置けるのか?利益は出るのか?音や熱など許容できるのか? などなど懸念点は利益以外にも結構あるのです。 やってみてだめだった…という可能性ももちろんあるため、初期費用は抑えられる部分は抑えましょう。
②マザーボードの拡張性
上記の話と矛盾する部分もありますが、更にGPUを増やすというような際には、拡張性についても考慮しておく必要があります。 適当なマザーボードを選んでいると、いざGPUを買い足した際に、マザーボードごと買い直す羽目になるため、それなりの(マイニングに使える)マザーボードを選ぶことが大切です。 ※必ずしもマイニング専用のマザーボードが優れているというわけではありません。詳しい店員の方などに何が良くて何が悪いか聞くことをおすすめします。
③利益(マイニング収益-電気代)が出る通貨が多い
利益が出ることを確認することは当然です。 下記のようなページで簡易的に計算することが出来ます。 https://www.nicehash.com/profitability-calculator/nvidia-gtx-1080?e=30¤cy=JPY
個人的には利益が出るアルゴリズムが多いものがおすすめです。 というのも、仮想通貨の市場は非常に移り変わりが速いため、 1つのアルゴリズムしか利益が出ないものは、何かあった際に潰しが効きにくいと思われるためです。 (よく言われるRadeonRX470よりもGTXシリーズのほうがそういう意味での安全性が高いと考えています。)
④売却・転用が容易
個人的に一番大切な点はこの部分です。 まず言われることはないですが、マイニングで利益が本当に出るのか聞いた話でしかない中、 それなりの金額を投資することは物理的にも心理的にも中々のリスクがある行為です。 初期投資と電気代というリスクを取るからリターンが生まれるわけですが、出来るならそのリスクは減らしたいですよね?
そこで私が重要と考えているのが、いらなくなったパーツがそれなりの値段で売れるか(または通常のPCとして使えるか)という点です。 もし個人レベルのマイナーが全く通用しなくなる世界が来ないとも言えません。 もしその際にマイニングにしか使えないパーツのみで構成していたら、単純に損失です。 しかし、ある程度他の(ゲーミング、深層学習etc)需要があるものであれば、 パーツを売ることでそれなりに損失を減らすことが可能です。 先が見えない世界であるため、撤退する際のこともある程度考慮しておくことが懸命だと思われます。 (もちろんそれで効率が極端に落ちるというようなことはだめですが…)
マイニングに必要なパーツの一覧と構成
前置きが長くなりましたが、私の構成の紹介をしたいと思います。
GPUを含めると約20万円と結構な投資をしましたが、GPU意外のパーツですと7万円以下と少し頑張れば手を出せる金額でした。 (GPUほんと高え・・・)
ちなみにPCケースを使わない人が多いと思いますが、ケースがあったほうがまとめやすいことや、 基盤等をあまりむき出しにしておきたくないという気持ちもあったので、ケースを買っています。 今後増設していく場合は、GPUだけ外に出すなどの方法で対応しようと考えています。
パーツ一覧
パーツの種類 | 使っているパーツ | 値段(参考) |
---|---|---|
電源 | SilverStone STRIDER GOLD S 750W | 10,000円 |
マザーボード | ASRock Fatal1ty H270 Performance | 11,000円 |
CPU | Intel Celeron G3930 | 4,200円 |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA GEFORCE GTX 1080 × 2 | 142,000円(7,100円×2**)** |
メモリ | Crucial DDR4 デスク用メモリー 4GB x 2 | 10,000円 |
記憶領域(SSD) | SanDisk SSD PLUS 120GB | 6,300円 |
ディスプレイ | 中古液晶モニター | 3,280円 |
マウス | Logicool ロジクールM100r ブラック | 450円 |
キーボード | エレコム キーボード USB接続 TK-FCM062BK | 1,030円 |
OS | Windows10 Home | 13,800円 |
PCケース | Versa H26(黒) | 4,500円 |
LANケーブル | UGREEN LAN 延長ケーブル RJ45 | 800円 |
ワットチェッカー | ELPA(エルパ) 簡易電力量計エコキーパー | 1,540円 |
合計 | 208,900円 | |
合計(GPUなし) | 66,900円 |
マイニング需要が高まっているため、金額は買うタイミングによりかなりの変動が起きています。
各パーツの考え方
- マザーボード まず最初にマイニング専用のマザーボードはおすすめしません。 マイニング用とは簡単に言うと、必要な部分以外は安いパーツを使っているマザーボードです。 しかもパーツの割に値段は高く、ショップの店員さんによると1万くらいのものが多いが、中身を考えると数千円安いくらいが妥当とのこと。。 更に通常のPCとして使おうと思うと転用がしづらい(=売りにくい)という欠点もあります。 そのため、普通のマザーボードでコスパがよくGPU複数挿し(4枚程度)が出来るものをおすすめします。 (ソフト的な面はBIOS少しいじればOKです。GPU10枚とか使いたい場合はマイニング用がいいですが…)
- CPU こちらは最低限で構いません。 マイニングには性能は影響しないことや、いいものを買おうとしたら値段が大きく上がるため出来るだけ安いものがおすすめです。
- GPU(グラフィックボード) 下記のようなページを参考にしつつ、買いたいGPUを選びましょう。 複数アルゴリズムを掘れる(ページ下部参照)GPUが無難だと考えています。(RadeonよりGTX) https://www.nicehash.com/profitability-calculator/nvidia-gtx-1080?e=30¤cy=JPY 金額も大きく違えば、初期費用の回収期間も大きく違う部分なので慎重に選びましょう。 個人的なおすすめは、いざという際に買い手もつきやすいはずのGTX1060〜1080のいずれかです。 私の場合はGPUがマイニング効率の大半を占めるため張り切って買いましたが、お財布がひもじい状態ですね…
- メモリ 8GB普通のPCを動かす際に必要なレベルでOKです。 特別なものは必要ありません。
- 記憶領域(SSD) 120GBで十分すぎるくらいです。WindowsなりのOSと最低限のソフトが入ればOKです。
- ディスプレイ 中古でもなんでも出来るだけ安く買いましょう。文字が読めればOK
- マウス 中古でもなんでも出来るだけ安く買いましょう(略
- キーボード 中古でも(ry
- OS Windows10が何かと便利という情報が多かったため、Windows10としました。 マイニング専用OS(ethOS)もありますが、本当にマイニングするためだけどOSかつ扱いがややハードル高めです。
- PCケース 排熱がきちんとされるものであることが最優先です。 その他は正直入ればOKですが、排熱はマイニング効率に大きく関わってくるので担保する必要があります。 (むしろケースでなくてよいのですが)
- ワットチェッカー 正確にはPCパーツではないですが、ほぼ必須です。 これがないと電気代がわからないため下手したら赤字のまま掘り続けるというような恐ろしいことが起こりかねません…
今回の記事はここまでとなります。 実際のPCの組み立て方も記事にしていこうと思いますので、初心者の方の参考になれば幸いです。 なんでこのパーツなの?ということがあれば気軽に聞いてくださいね。