開発者向けの新フォント「JetBrains Mono」を試しみた
# pycharm
PyCharm等の高機能IDEを開発しているJet Brains社より、なんと2020年2月19に「JetBrains Mono」という新しいフォントが発表されました。
まさかの発表でびっくりしました。というか今日まで気が付かなった。
開発者向けを謳う新フォント「JetBrains Mono」とは
- I(大文字のアイ)やl(小文字のエル)など見分けがつきにくい文字が見やすい
- 縦方向に読むことの多いコードリーディングに配慮したフォント(文字に高さが出ている、文字間が広い)
- シンプルな書体(ハネなどが少ない)のですっきりしている
- 等幅フォントなので文字数等がぱっとわかりやすい
- オープンソースなので無料のフォント(Apache 2.0 license)
- JetBrains IDEのバージョン2019.3には既に同梱済み(バージョン2020.1からは標準フォントになる)
より詳細な特徴や実際の他のフォントの差もJetBrains Mono公式ページに書いてあるので、覗いて見ると面白いかと思います。
実際に使用してみた
その前に「Consolas」を見てみる
その前に開発者用のフォントとして名高い?Microsoftが作ったConsolasです。
見やすいですね、非常に。私は昨日までこいつを使っていて何一つ不満を抱かずに使っておりました。
長年開発者に愛用されているフォントだという事もあり非常に完成度も高いと思います(多分)。
JetBrains Mono
そして今回の本丸の登場です。
Consolasに比べるべると全体的に文字が大きめかつ、余白が大きくなっています。
ただ、文字自体は大きいですが、横幅小さく文字間がかなり広いです。 縦方向に読むことへの配慮というのは恐らくこの辺りなのでしょう。特に改行が多くなりやすいPythonやNimだと有用そう。
あともう一つ個人的に大きな特徴だと思うのはアンダースコアのデザインです。 Consolasではアンダースコアをつなげた際に文字が繋がって一文字のように見えますが、JetBrains Monoでははっきりと分かれて見えます。
まだ違和感はあるのですが、個人的にはこの点が結構気に入ってます。
まあ見たらわかるのですが、Pythonではアンダースコア1個と2個で意味合いが変わってくるので、一瞬で迷いなく分かるのはありがたいです。
結論
しばらくJetBrains Monoを使って見ようと思います。 (そして多分ずっとになります。)
読みづらい文字はどうしても体も疲れるので、出来るだけ読みやすい文字が良いですよね。 個人的にはPython使いにはおすすめのフォントの1つに仕上がっているかと思います。
こちらの公式ページからダウンロード等も出来るので、気になる人は使って見て下さい!